速報！新たに9カ国が渡航中止勧告から渡航自粛勧告に制限が緩和へ
目次
空港検疫の抗原検査が免除され、日本入国がよりスピーディーに！
10月30日より感染症危険情報を一部引き下げ
危険レベルの引き下げ
2020年10月30日より
対象9カ国・地域
中国(香港・マカオ含む)、台湾、韓国、タイ、ベトナム、シンガポール、ブルネイ、オーストラリア、ニュージーランド
空港検疫の抗原検査
免除
外務省は10月30日より、感染リスクが低くなった9カ国・地域を対象に危険情報レベルをレベル3(渡航中止勧告)からレベル2(渡航自粛勧告)に引き下げへ。
危険情報レベルが引き下げられたことにより、新型コロナウイルスの検査を目的とした空港検疫の抗原検査が免除されています。
尚、入国後14日間の自主隔離及び公共交通機関の利用禁止要請はこれまで通り不変。
偽陽性問題は？無症状者が続々と日本入国へ！
今回危険レベルが引き下げられた国々から日本入国時の抗原検査が免除されたことによって、懸念されるのが無症状者の日本流入リスク。
特に中国、韓国、台湾、ベトナム、タイからは現在も定期的に空港検疫(抗原検査)で陽性者が出ています。
いずれも無症状で多くは再検査後(PCR検査)で陰性へと変わっており、日本は陽性判定となる数値基準が他国より厳しいとも言われ、偽陽性も疑われています。
対象各国で第2波、第3波の懸念はあるものの、メリットとしては今回抗原検査免除により偽陽性を含む陽性判定のリスクが事実上なくなったこと。
滞在国での濃厚接触者の集団隔離及び工場の操業停止リスクがなくなり、駐在員など一時帰国を後押しすることになりそうです。
ミャンマーとヨルダンを危険レベル3に引き上げへ！
危険レベルが引き下げられたのとは対照的に、ミャンマーとヨルダンが危険レベルが2から3へと引き上げられています。
これまで2カ国は危険レベル2で日本入国時の抗原検査が免除されてきましたが、10月30日より抗原検査が必須項目へ。
危険レベルが引き上げられた要因として、ミャンマーは9月より新型コロナウイルスの感染者が急増中、10月下旬時点で連日1,000人を超える新規感染者を出しています。
このことからも今回危険レベルが引き下げられた国々も、感染状況によっては再び危険レベルが引き上げられる可能性もあります。
海外短期出張者は14日間の隔離免除へ！
待機免除開始
2020年11月1日より
待機免除の対象者
海外短期出張者
待機免除の手続き
帰国後14日間の活動計画書提出
11月1日より海外短期出張者は日本入国(帰国)後14日間の自宅隔離が免除、同様に外国籍者の日本への短期出張も隔離が免除されます。
帰国後14日間の活動計画書を提出することが条件で免除となり、公共交通機関の利用禁止は不変ながら自宅～職場に限り活動が許可されます。
基本的には14日間の自主隔離同様に感染症対策を徹底の上、14日間は不要不急の外出は避けなければなりません
さいごに
台湾では200日間連続で市中感染ゼロが報告されるなど、タイ、ベトナムを含む低リスク国の危険レベル引き下げを求める声が多く聞かれていました。
今回ようやく危険レベルが引き下げられた一方で、9月より感染が急拡大していたミャンマーの危険レベル引き上げも今更感があります。
経済を優先すると入国制限の緩和は歓迎すべきで、次なる措置として低リスク国に対する14日間の自主隔離免除を期待する声も上がっています。
