アメリカ進出が不調?いきなりステーキが不調な理由を検証
肉マニアを唸らせる豪快なカットステーキが魅力!
いきなりステーキが絶不調?
ペッパーフードサービスが経営するステーキチェーン。画期的な立ち食いスタイルと豪快にカットされたステーキが話題を呼び行列店としても度々メディアを席巻。
2017年、いきなりステーキはステーキの本場であるアメリカのニューヨークへ出店するも、ニューヨーカーの心を掴むまでには至らず大苦戦。
アメリカでの不調を引きずるように日本での人気にも陰りが見え始め、2019年には当初の出店計画を210店舗から115店舗へ下方修正、既存の赤字店舗44店の閉店を発表したことでも話題になっています。
いきなりステーキが不調な理由とは?
立ち食い形式
客の回転率アップ、狭い店舗でも営業を可能とする「立ち食い形式」がそもそも不評。足腰の弱いお年寄りや障害者にはあまりにも不親切で店側と客のニーズが不一致。
店員のサービス力に差がある
行列の発生時でも客さばきが効率的とはいえず、テーブルが空いているにもかかわらず片付けが後回しで待たされがち、配膳の順番が前後することもあります。
肉質にバラツキがあり
日によって提供するステーキの肉質にバラツキがあり、肉質が硬めのときは少々顎が疲れます。歯が弱い方には要注意で、肉を喉に詰まらせてしまうトラブルも発生しています。
肉を喉に詰まらせたお客さんのエピソード
今年春ランチタイムに入店した際のエピソード。私と対面する形で立食していた中年男性が突然肉を喉に詰まらせ、床へ倒れこみパニック状態へ。
過去にも肉を喉に詰まられせたお客さんがいたのか、厨房から調理師とみられる男性が飛び出してきて手際よく喉に詰まらせた肉を吐かせ、男性は落ち着きを取り戻しました。
その後、特別に男性のステーキを調理場で細かくカットして提供していましたが、歯が弱い方など大きめのお肉を飲み込むと喉を詰まらせてしまう危険性があるため注意が必要です。
さいごに
いきなりステーキには過去3回入店していますが、直近で食べたステーキの肉質が硬く自分好みではなかったため、最近は入店意欲が減少気味です。
当社はメディアで頻繁に特集が組まれ話題性もあって興味を惹かれましたが、入店を繰り返すうちにマンネリが生じて特別なメリットを感じなくなったというのが正直な感想です。
チェーン店は一度負のイメージが浸透するとイメージの回復は難しく、なし崩し的に不調に陥ることがあります。重要なのは客の声に耳を傾けて真摯な営業姿勢を取ることが必要不可欠です。