全てのGoTo Eatキャンペーン予約が終了?札幌市と大阪市出発の旅行でも自粛の呼びかけへ
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11月29日(日)午後23時59分をもって全予約サイトのGoTo Eatキャンペーン予約が終了へ
「菅首相」VS「有識者」出発地制限で争い
先日の国会で菅首相は野党よりGoToトラベルが感染拡大を招いたとする追求を受け「トラベルが原因とするエビデンスがない」と一蹴。
GoToトラベルで起こった感染事例は利用者延べ約4,000万人中200人程度だとして「感染拡大」との因果関係がないとの姿勢を貫いています。
一方で全国知事会が除外地域となった札幌市と大阪市に対して更なる制限として「出発地制限」を検討するよう政府に要請へ。
11月24日(火)実施当日「もはや万事休す」と思われた札幌市と大阪市でしたが、両都市を出発するGoToは引き続き「割引対象」と全国知事会の訴えを「跳ね除ける」決断を下しています。
制限と自粛の違いは?札幌市と大阪市を出発する旅行が自粛を呼びかけへ
11月27日(金)菅首相がついに態度を軟化へ、札幌と大阪両都市を出発地とする旅行の「利用を控えるよう」呼びかけています。
「利用を控える」という表現は「自粛」に該当し、あくまで「決行or中止」の判断は個人の判断に委ねられるものです。
これまで通り両都市発でGoToトラベルをしても「割引対象」であることを意味し、自粛をしなかったからといって罰則を受けるものでもありません。
北海道の鈴木知事は札幌市の旅行自粛に対して損失支援を条件に同意。大阪府の吉村知事も「大阪市を出発するGoTo利用について自粛を求めたい」と苦肉の策として同意へ。
ポイント利用も自粛?GoToイートはポイント延長へ
現在のところGoTo Eatキャンペーンで明確な制限といえばプレミアム付食事券の販売一時停止措置。対象は北海道、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪の9都道府県でこれまで販売済の食事券については有効です。
既存のGoTo Eatキャンペーン予約分については有効とされており、むしろ突然の予約キャンセルは飲食店への影響を考えると、するべきではないと捉えることができます。
三密対策として1テーブルで4人以下が新たなルールとして定められ、感染が拡大する地域ではアルコールを提供する飲食店に対する時短要請の動きが加速しています。
GoToイートの「ポイント消化」による新規予約分については「利用を控えて下さい」と自粛的な意味合いが強くなったのも完全に流れを止めるべきではないという意思表示でしょう。
GoToポイントが続々と延長へ!
ポイント利用自粛による救済措置として「ホットペッパーグルメ」と「Yahoo!ロコ」が相次いで3月末までポイント延長を決定へ。食べログは元々の期限が3月末迄、現在ポイントの有効期限が60日間のぐるなびの動向も注目されます。
一休が陥落!EPARKグルメもGoToイート予約が終了へ
11月13日(金)午後、農林水産省がGoToイートの予算到達を間近とする告知によって、大手グルメ予約サイトが次々と「新たにポイントが付く」GoTo Eat予約の受付を終了へ。
無限くら寿司で知られるEPARK(通常版)の予約受付終了から約2週間、ひっそりと予約が継続されていた「一休.comレストラン」と「EPARKグルメ」ですが、一休が11月27日(金)をもって受付を終了。
EPARKグルメも11月29日(日)午後23時59分をもって新たにポイントが付くGoToイート予約の受付が終了へ。尚、これまで予約済み(2021年1月31日迄)のGoTo Eat対象予約分についてはポイントが付与されます。
EPARKグルメの予約受付終了により、全予約サイトで一連のGoTo Eatキャンペーン予約が終了となり、最大で3月31日(日)迄はポイント消化期間へと移ることになります。
さいごに
GoToキャンペーンは今のところ経済への影響に配慮した制限や自粛に抑えられている印象。
東京都の小池知事も「不要不急の外出を自粛を」とあくまで制限せず、対立が噂される菅首相とも「経済を止めたくない」点では思惑が一致しています。