ベトナム

ホーチミン封鎖は?ベトナムから日本への帰国者を14日間隔離へ

移動抑制?自粛ムードのホーチミン市では市内路線バスの本数減へ

ホーチミン市内のバス乗り場、庶民の足である市内路線バスの運行が半減へ!

3/31速報!ベトナムの首相「全国を4月1日から隔離」詳細は追記へ

ベトナムがロックダウン?

3月27日現在、ベトナムはCovit-19情勢を受けて全外国人の入国が停止、事実上のロックダウン状態に入っています。

ベトナム人帰国者も例外ではなく14日間の強制隔離を受けています。更なるウイルス蔓延阻止策として、商業施設、カラオケ、マッサージ、理髪店、映画館など娯楽施設が相次いで閉鎖されています。

衣食住に不可欠なスーパーマーケットは引き続き営業されていますが、外食産業の営業については厳しく制限が科されており、ベトナム政府は極力外出せず自宅で過ごすよう求めています。

最新の情報では週末28日はカフェ天国とも言われるホーチミン市内で、小規模なローカルカフェ以外は閉店又はテイクアウト専門になったとの報告あり。

ホーチミン市では公共の市内路線バスが営業停止?

ホーチミン市交通局3月28日〜4月5日までの期間、市内路線バスを通常比約半数まで減らし、乗車定員を約20名に抑えて運行することを発表しています。

噂されていたような全路線停止ではなく、メータータクシー、バイクタクシー、Grabフードなどのデリバリーサービスについては制限対象には入っておらず安堵の声が広がっています。

今後は人の移動によって地方へのウイルス蔓延を阻止するために、都市〜地方都市への長距離移動バスの運行停止も現実的には起こりうる懸念でしょう。

3/31速報:4月1日〜15日まで全ての路線が運行停止!詳細は追記へ

ベトナムから日本への入国者を14日間隔離へ

日本国外務省は全世界を対象とした渡航自粛要請を発令。ウイルス拡大防止の水際対策としてウイルス拡大国からの入国を禁止又は14日間の隔離を命じる決定をしています。

実施期間は3月28日午前0時〜4月31日を予定しており、延長にも含みを持たせています。ベトナムから日本への入国者は自宅隔離が濃厚で空港からの移動方法には公共交通機関の利用も禁じています。

地方出身者は実質的に空港周辺のホテルで14日間の自己隔離が余儀なくされますが、宿泊拒否されるケースも多く「帰国難民」という言葉も生まれています。

今回新たに14日間の隔離となった東南アジアの国々はベトナム、タイ、マレーシア、ブルネイ、シンガポール、フィリピン。

カンボジア、ミャンマー、ラオスは含まれておらず、制限の線引きが非常に曖昧なため、対象国から帰国する予定の日本人から不満の声も上がっています。

ベトナム外務省は外国人に対するビザ延長を検討へ

正式に通達はされていませんが、ベトナム外務省の報道官がベトナム国内に滞在する外国人のビザ延長を可能とすると発言しています。

周辺国ではタイ、カンボジアも外国人に対してビザの延長手続きを制限なく簡素化する特別措置を取っています。

現在ベトナム国内では多数の外国人が取り残されているとの報告もあり、オーバーステイに不安がある外国人を対象にスムーズなビザ延長措置が期待されています。

さいごに

Covit-19問題を受けて、世界では約60カ国で帰国困難者が発生しているとされています。

東南アジア各国でもタイ国際航空、ベトナム航空など、その国を代表とするフラッグキャリアの運休が相次いでいます。

過酷な条件ながら日系航空会社は東南アジア路線において粘り強い運航を続けており、改めて日系航空会社の強さと企業努力に感銘を受けています。

3/31追記:首相発令16号「4月1日から15日間は全国隔離措置」へ

ベトナムのフック首相は首相発令16号として4月1日からの15日間を「全国隔離措置」と決定しています。

ホーチミン市内を走る市内路線バスは同期間全ての運行が停止され、人々の移動が制限されることになります。

食料品、医薬品、医療施設など購入に必要な場合に限り外出が可能で、これらの施設や工場で働くものは安全な距離を確保した上で消毒を怠らないこと。

人と人との距離は2メートル以上を確保、職場、学校、病院、公共の場では3人以上が集まらないよう注意喚起されています。

全国隔離下でも食料品などの買い込みの外出は許可されているため、必要以上に買い占めをする必要はありませんが、買占めによる混雑でウイルスのホットスポット化が懸念されています。