外出禁止令やバンコクのロックダウンは?タイで非常事態宣言が発令へ
目次
治安の悪化は?営業停止前のナナエンターテイメントプラザ
26日からタイは非常事態宣言へ
決定済
◇外国人の入国禁止(労働許可証所有者除く)
◇県境に検問を設置し移動を制限
◇パタヤのコンビニが午後10時〜午前5時まで営業禁止
◇プーケットは午後20時〜午前3時まで外出自粛要請
今後起こりうる制限
◇夜間外出禁止令?
◇バンコク封鎖?
◇トランジット禁止?
※28日午後更新
現地時間24日午後2時、タイ政府は26日より非常事態宣言を行うことを決定しています。
期間は1カ月間で具体的な制限内容などは順次発表される見込みですが、現在のところ噂されていた外出禁止令の発表はなく、どういった制限が行われることになるかが注目されています。
タイ国内ではCovit-19のウイルス感染者が首都バンコクに集中しており、タイ全土へのウイルス蔓延拡大を避ける意味で外出禁止令やバンコク封鎖が噂されています。
非常事態制限中は移動制限や夜間外出禁止令などいつでも発動可能。仮に首都のバンコクが封鎖となれば日本への帰国ラッシュや地方出身者たちのバンコク脱出も充分に考えられます。
尚、具体的な制限内容などが判明次第、随時更新していきます。
バンコクの飲食店は持ち帰り限定へ
現在バンコクでは3月22日〜4月12日までの予定でショッピングセンター、ゴルフ場、展示場等が営業停止中。
マッサージ、美容室など不要不急の娯楽施設の営業も停止されていますが、食料品や生活必需品を売るスーパーの営業は継続されています。
飲食店では店内飲食が禁止、テーブルや椅子などは撤去されてテイクアウト限定で営業中。屋外型のローカル食堂も制限対象ながら店内飲食ができたとの報告も上がっています。
店内飲食禁止以降、飲食関係のデリバリーが大繁盛しており、日頃の感謝を込めて儲け度外視で格安の99バーツ日本食弁当を配達する日系飲食店まで登場しています。
失業者が地方へ帰省?今後は地方にまでウイルス拡大か
バンコクで娯楽施設全般が営業が停止されたことを受けて市内では失業者や休職者が激増しており、地方出身者の帰省ラッシュが加速中。
ウイルス感染者の国内移動によって、地方にまでウイルスが拡大する危険性が指摘されており、先日は出稼ぎミャンマー人が帰省のためにバスターミナルへ殺到しパニックになったことも報道されています。
タイ東北部のウドンタニでは既に飲食店での店内飲食禁止が始まっており、地方にまで営業自粛が拡大するのではと見られています。
バンコク市内は治安の悪化に注意
タイは外国人の入国を本格的に制限しており、事実上の国がロックダウンされた状態。
外国人観光客減少により、外国人御用達の歓楽街やショッピングセンターは営業停止され、多くの失業者を生んでいます。
今後バンコク市内では失業者増加による治安の悪化が懸念されており、引ったくりや詐欺などの軽犯罪から、路上強盗などの凶悪犯罪にまで注意する必要があります。
さいごに
タイは微笑みの国とも呼ばれ、人々の気性は穏やかで外国人にも寛容な国。反面、深刻な銃社会であり薬物犯罪も大きな社会問題。外国人が深夜路上で強盗に遭う事件も定期的に発生しており深夜の外出には注意が必要です。
仮に外出禁止令やバンコク封鎖が起こると地方からのバンコク入りも制限されるため、空港やイミグレーションへの出入りも出来なくなり、オーバーステイや出国不能に陥るリスクも考えられます。
不測の事態に備え、外国人観光客はタイ国内には長居せず早々の帰国も視野に入れる段階にきています。
3/25(水)午後追記、プラユット首相が再び会見!具体案言及せず
現地時間25日午後、タイのプラユット首相は、翌日に控えた非常事態宣言を前に改めて会見を開いています。
会見で明らかになったのは、対象はタイ全土で期間は3/26〜4/30迄。その他具体的な制限については情勢をみて都度発表するとしていますが、非常事態宣言中は外出禁止令などリアルタイムで発生する恐れがあります。
不測の事態に備え、早期の帰国や不要不急の外出を控えるなど、各自リスクに備えた節度ある行動が求めらそうです。