菅首相と小池知事のすれ違いが鮮明に?いよいよ東京のGoTo一時停止問題が最終局面へ!
目次
東京都民の運命は?「厳格な東京都案」OR「場当たり的な政府案」の2択へ
東京都のGoTo一時停止問題が決着へ!
政府案
東京着=12/25まで一時停止
東京発=12/25まで東京23区限定で自粛要請
東京都案
東京発着=来年1月11日まで東京都全域で一時停止
東京都と政府による一時停止の方針は以上のような形で食い違いを見せていますが、いよいよ最終局面を迎えています。
14日午後、政府は対策会議を開いた上で東京都のGoTo一時停止問題について正式なガイドラインを発表する見通し。
先日政府と東京都は協議を終え、小池都知事は東京都の方針を伝えた上で「国にお預けした」と最終決定を政府の判断に委ねる姿勢。
「東京都案」VS「政府案」14日夜にも最終決着へ!
東京都は来年1月11日まで東京都全域で「発着」の一時停止とする「厳格な案」を国に求めていますが、対する政府は期限を12月25日までに定める「経済優先の案」を主張。
政府は一貫して各都道府県側に決定するよう求めていましたが、頑として譲らない小池都知事からは責任問題を回避したい狙いが読み取れます。
責任の押し付け合いが結果として今日まで東京都のGoToトラベル一時停止問題を長引かせた要因でした。
ついに政府が最終判断を受け入れたことで14日夜にも札幌市、大阪市の一時停止期間の延長と併せる形で発表されることになりそうです。
新たに広島も?愛知県が名古屋市の一時停止を決定へ!
14日午後、愛知県の大村知事は政府からの要請に応じる形で名古屋市のGoTo一時停止を正式に決定しています。
停止期間は12/16~12/27まで名古屋市を目的とするGoToトラベルが一時停止となり、名古屋市を出発する旅行については自粛を求めています。
名古屋市の河村市長は一時停止について「必要性はない」との認識を示していましたが、結果として、大村知事が押し切った形になります。
広島市もGoTo一時停止か
東京都、名古屋市に続く形で、広島県が政府とGoTo一時停止を前提とした協議を開始しています。
感染が急拡大する広島市は政府分科会が示す感染レベルで上から2番目となるステージ3相当。
広島県の湯崎知事は「市民が感染を広げるリスク」と「広島市を訪れた旅行者の安全」を考慮して政府にGoTo除外を求める姿勢です。
さいごに
東京都の小池都知事が来年1月11日まで東京都全域の発着一時停止とする厳しい判断を取ったのは「小出しはよくない」と長期戦を見越した方針。
政府案の12月25日迄とする短期決戦計画は、結果が伴わなければ場当たり的に制限が延長される可能性が高くなりそうです。
最終決定は政府が下すことになりますが、GoToを経済対策の柱としたい菅首相の意向を反映する緩めの決定となる可能性が高くなっています。