ステータスが活かせない?海外渡航自粛で上級会員修行人気が終了へ
目次
国際線のANAラウンジも縮小中!海外渡航制限で修行メリットが激減へ
ANA SFC修行に黄色信号!
新型コロナウイルスによる出入国制限の影響により、世界的規模で海外渡航自粛の動きが広がっています。
2020年10月現在、GoToトラベルキャンペーンで国内線の搭乗率は改善傾向なものの、例年と比べると搭乗率は激減し航空ラウンジも縮小中。
ビジネスマンの国内/海外出張の減少もあって主要路線で減便や運休が相次いでおり、このままステータスを活かせないなら上級会員修行は「お金の無駄」との声が囁かれ始めています。
今後数年間は観光産業が衰退へ
現在一部ヨーロッパの国々を除いて、海外渡航が非常に困難な状況が続いています。
特にANAが路線を多く抱えるアジア諸国はビジネス渡航がメインで観光目的の海外渡航は事実上不可能。
昨年度に上級会員修行を達成した修行僧たちにとって、本来ならば今年は最大の恩恵を受けられる年でしたが、世界各国の鎖国状態で「頑張って修行して損した」と嘆き節も聞かれます。
この状況を受けてANAを始めとする大手航空会社は救済措置として、2021年までステータスの延長を発表しています。
仮に延長されたとしても、今後数年間は海外渡航が正常な状態に戻るとは考えにくく、上級会員修行ブームがいよいよ終了する可能性も出てきました。
引き続き国内線には価値あり!
エアアジアジャパンの日本撤退報道を始めとして、ピーチやジェットスターの運休ラッシュも報道されており、LCCの衰退が浮き彫りになっています。
一方でANA、JALは国内線は一定の便数は確保されており、国内線に限れば航空ラウンジなど魅力ある優待を享受することが可能です。
しかし豪華な国際線のラウンジと比べたら見劣りするのも事実、既存の上級会員も年会費を考えると永久資格ながら解約を検討するのもありかもしれません。
年会費が勿体ない?ANA SFCは継続or解約
ANAスーパーフライヤーズカードの年会費は最低でも1万円前後、このような宝の持ち腐れ状態が続くなら解約も視野に入るのも当然でしょう。
しかし長い目で見たら将来的に海外渡航が正常化した際にはスターアライアンスゴールドの魅力あふれる優待はメリット大。
一旦ANA SFCを退会すると、再入会には総額30万円以上をかけて再び修行が必要なため、現状維持を考えるのが一般的でしょう。
【 楽天プレミアムカードを視野に?】
一方でプライオリティパスが付帯される楽天プレミアムカードのようなスタータスでも充分満足できるのも事実。
むしろ航空アライアンスの壁がなく、LCCであろうと空港ラウンジを利用できるプライオリティパス1本にしてしまった方がコストを抑えることができます。
新たに上級会員修行を始めるよりは、修行が不要な楽天プレミアムカードに代替え手段的に入会して空港ラウンジを堪能してみるのもあり。
さいごに
ANA SFCに関しては将来的に再び受けられる恩恵を考えると解約するのはあまりにも無謀、サービスが続く限りは永続的に保有するつもりです。
しかし現在の国際情勢から考えると、あえてこれから上級会員修行をするメリットは見つかりません。
少なくとも来年4月頃までは様子を見て、最大級の恩恵が受けられる状況にまで回復していれば、満を持して上級会員修行をスタートするべきでしょう。