ANA VISAカードも改悪？2021年2月よりステージ制廃止へ
目次
[画像は三井住友カードHPより]新たなボーナスポイントサービスの裏で改悪が！？
ANA VISAカードとは？
ANA VISAカードは三井住友カード発行のANA提携の航空系クレジットカード。
国際ブランドはVISAの他Masterも発行しており、魅力はマイペイすリボによって付与されるボーナスポイント制度。
年間利用額によってステージ制となっており「V1」「V2」「V3」の達成順で上乗せされて付与されるボーナスポイントが魅力。
2021年1月お支払い分を最後に、この上乗せ分が魅力的なステージ制が廃止になるというプレスリリースが飛び込んできました。
2021年2月より、ステージ制の上乗せ分が廃止へ
「V1」:50万円以上100万円未満
50万円到達で100ポイント
以降10万円毎に20ポイント
「V2」:100万円以上300万円未満
50万円到達で150ポイント
以降10万円毎に30ポイント
「V3」:300万円以上
50万円到達で300ポイント
以降10万円毎に60ポイント
※こちらはゴールドカードのポイント付与率、一般カードは半分のポイントになります。
ご覧のように年間ご利用額によって次年度のステージが決まり、到達ステージによってポイントが上乗せされる仕組み。
このステージ制が2021年1月お支払い分を最後に廃止となることがプレスリリースで発表されました。
尚、三井住友カードが2021年2月より新たに始まるとするボーナスポイントサービスはANAカードは対象外で事実上の改悪です。
ANA VISAカードではこちらのボーナスポイントの上乗せ分が魅力的で、ステージ制が高還元率を実現していただけに非常に残念な改悪になりそうです。
マイペイすリボのポイント2倍は存続へ
マイペイすリボのポイント2倍制度は存続され、条件を満たした場合は通常ポイントの2倍相当がボーナスポイントとして付与されます。
例えば月間合計10万円利用したとすると、通常ポイントとして100ポイント付与されます。そしてマイペイすリボへ登録の上、1円でも手数料が発生した場合にボーナスポイントとして更に100ポイントが付与されます。
通常ポイントは「100ポイント＝1,000マイル」に交換できますが、ボーナスポイントは残念ながら交換率は「100ポイント＝300マイル」です。
つまり10万円利用した場合の獲得マイル数は合計1,300マイルとなるため1.3%還元率。
これよりマイル還元率を上げるにはソラチカカードの保有が前提となりますが「ソラチカルート」と呼ばれる裏技があります。
ソラチカルートで還元率アップ！
複数のポイント移行作業を必要として、ひと手間掛かりますが、100ボーナスポイント→Gポイント→LINEポイント→東京メトロポイント→ANAマイル→405マイルへとアップすることができます。
つまり「ソラチカルート」で最大1.4%還元率を実現。2021年1月お支払い分まではこれに加えて利用実績によるステージ制の上乗せ分も付与されるので、更に高還元率で交換が可能です。
2021年2月以降はステージが廃止、上乗せ分がなくなり、最大1.4%還元率が精一杯となるのは残念ですが、残り約1年半は引き続きステージ制によるポイントを享受することができます。
<2019/09/30追記分>ソラチカルート改悪が発表されています。詳しくは下記リンクをご覧ください。
速報！(2019/09/30追記分)年会費優遇特典が改定へ
[画像は三井住友カードHPより] 早い方々は2020年2月〜2021年1月までに対策が必要。
2019年9月30日、ANAマイラーに人気の三井住友カードの年会費優遇特典が2021年2月支払い分より改悪されることが発表されました。
条件変更開始日
2021年2月支払い分より
旧制度
マイ・ペイすリボに登録の上、1年に1回以上1円以上の利用
新制度
マイ・ペイすリボに登録の上、1年に1回以上リボ払いの手数料が1円以上発生すること
ご覧の通り、2021年2月支払い分より変更となります。
年会費の支払い月は各会員で異なりますが、早い方々は2020年2月以降から対策が必要になります。
さいごに
個人的にも三井住友カード発行のANA VISAカードをゴールドで保有しているので他人事ではありませんが、現在別のカードをメインとして利用しているため直接的な被害はありません。※残念ながら年会費優遇特典の対策が必要になりました。
2021年2月を境にANA VISA/Masterを含む三井住友カード利用者にとって環境が激変することになりそうです。
将来的にはマイペイすリボのポイント2倍そのものが改悪されてしまうリスクもゼロではないと思うので、常に危機感を持つ必要性があると思っています。
