衰えを知らずの上級会員修行人気!ANA SFCとJALのJGCはどちらを選ぶべき?
目次
ラウンジ内から撮影したANA、奥にはJALの鶴丸も確認できます
ANA SFCとJGCはどっちが良い?
日本の2大エアラインと称されるANAとJAL、何かと比較されることが多い2社ですが、良きライバル関係でもあります。
上級会員ステータスを維持できるクレジットカードとして「ANA SFC」と「JGC」があり、どちらもカードを保有し続ける限りは永続的にステータスを維持することが可能。
上級会員修行を開始するにあたり、どちらのエアラインを選ぶかは大きな悩みどころ、実際に私がANAを選んだ理由について述べさせていただきます。
メインのマイレージプログラム
個人的には元々ANAマイレージクラブをメインとして貯めていた点が大きな決め手となりました。
普段から馴染みのある航空会社を選ぶのがベストで、その人にとって貯めやすく使いやすいエアラインであることが重要です。
その次に重要となるのが所属する航空アライアンス、ANAやJAL以外でよく利用する航空会社が加盟する航空アライアンスであることも決め手です。
スターアライアンスorワンワールド
スターアライアンス
ANA、シンガポール航空、タイ国際航空、アシアナ航空、中国国際航空、エバー航空など
ワンワールド
JAL、キャセイパシフィック航空、マレーシア航空、カタール航空、ブリティッシュエアウェイズ、カンタス航空など
ANAはスターアライアンス、JALはワンワールドに加盟しています。
アジアに強いのはスターアライアンスで、シンガポール航空やタイ国際航空などアジア全域をカバーする航空会社が充実しています。
そしてその国を代表するフラッグキャリアが多く加盟するのがワンワールド。更にJALは自社ラウンジのサクララウンジが非常に素晴らしく、ラウンジのクオリティではANAを大きくリード。
香港のキャセイパシフィック航空のラウンジも人気があり、ラウンジ面ではJGCの方が優秀です。
JALの再建問題は解消?
JALの信用を大きく落としたのが2008年のリーマンショックが引き金となった経営危機騒動。
2010年1月には会社更生法を申請をしており、国からの支援を元に再建へと歩んでいます。2012年9月には東京証券取引所に再上場、一時的にJGCの修行人気は衰えたものの、現在では大きく復活を遂げています。
しかし時代遅れの経営体質は簡単には戻らず?パイロットの飲酒問題など度々メディアを騒がせているのが気になるところ。
修行費用とクレジットの維持費は?
ANAは搭乗によって貯めたポイントが50,000へ到達すると目標のプラチナステータスを獲得。取得費用の目安は40万~60万円程度と言われています。
対するJALは搭乗回数制度があり、搭乗50回で目標のサファイアステータスへ到達できます。片道5千円程度から購入できる沖縄の離島線など繰り返し搭乗すれば30万~50万円程度で取得可能。
取得費用の安さでリードするJALですが、クレジットカードの年会費では非常に割高感があります。
ANA SUPER FLYERS CARD
ノーマル年会費10,202円(税込)
ゴールド年会費11,550円(税込)
※年会費割引のある三井住友カード発行の例
JAL GLOBAL CLUB
CLUB Aカード11,000円(税込)
ゴールドカード17,600円(税込)
いずれもANA SFCの方が安く、ノーマルカードは798円の差、ゴールドでは6,050円の差が発生しており長い目で見たら年会費が安いANA SFCの方がお得感があります。
さいごに
現在、ANA SFCで上級会員を維持していますが、旅行先がアジア方面が多い点とクレジットカードの年会費の安さで満足しています。
唯一JGCが羨ましい点として国際線のサクララウンジの素晴らしさ、名物の牛肉がゴロゴロと入ったビーフカレーは絶品と評判です。
航空ファンの間ではANA SFCとJGCを両方取得するダブルホルダーも増えており、互いの弱点を補う意味でも今後はダブルホルダーがトレンドになるでしょう。