パスポートの増補終了?2020年3月導入の新旅券で増補制度を廃止へ
目次
新デザインのパスポートでは増補制度が廃止へ?
2020年春導入の新旅券では増補廃止へ
日本政府は2020年3月に導入される新デザインのパスポート以降、増補制度を廃止する見込みとしています。
それ以前に発行されたパスポートでは引き続き増補制度をご利用できる可能性が高いですが、増補をお考えの方はパスポートの取得時期にはご注意下さい。
増補制度の廃止理由として、増補されたパスポートは偽造を疑われ、入国の際に確認に時間を要することがあり、スムーズな出入国を目指す為としています。
先日パスポートの増補制度を利用してきたので簡単な手続きの流れを解説します。
即日交付?パスポートの増補手続きは超簡単
当日必要な物
パスポート原本
増補の手数料
2,500円分の収入証紙や印紙
申請場所
各都道府県のパスポートセンター
所要時間
16:15までに申請した場合、約30分後受け取り。16:16以降は翌日午前9時以降にお受け取り
①当日はパスポートを持って最寄りのパスポートセンターへ
②受付で増補の希望を伝えると増補窓口へと案内されます。
③パスポートを確認後、申請書と記入例を渡されます。記入場所で太枠内を記入したら再度増補窓口へ。
④記入漏れがないか確認して、通常であれば受け取りは30分後と案内されて、引換用紙を受け取ります。
⑤引換用紙には2,500円分の増補の手数料として収入証紙と印紙を張る必要があるため、パスポートセンター内の販売所にて購入して貼り付けます。
⑥受け取り時間に受け取り専用窓口に引換用紙を渡し、ベンチで名前を呼ばれるのを待ちます。
⑦名前が呼ばれ、受け取りの際は本人確認のため氏名を暗唱します。増補された部分を確認し、パスポートのICチップが読み取った液晶画面を確認して手続き終了です。
所要時間は約40分程度で、午後16:15まででしたら即日交付されるので、増補をお考えの方はお気楽にご利用ください。
海外渡航先でもパスポートの増補手続きが可能!
海外旅行中にパスポートの空白ページが少なくなった場合などで、現地の日本国総領事館にて増補申請が可能です。
日本の都道府県のパスポートセンター同様に必要なものはパスポートのみ、料金は現地通貨で2,500円分となりますが、円高情勢ですと多少お得になることもあります。
都道府県のパスポートセンターが遠方の場合、交通費との兼ね合いで海外渡航先の日本国総領事館を訪れることもご考慮下さい。
さいごに
パスポートの増補制度が廃止された場合、有効期限内そのままにパスポートを丸々新しくすることになります。
その場合、ページを付け足す増補申請より多少割高になるのではと危惧されていますが、世界各国で出入国審査がスムーズに行われるのは大きなメリットとなるでしょう。