ブリリア武蔵小杉で風評被害?タワー型マンションでトイレ使用禁止令!台風19号で武蔵小杉周辺で大規模冠水へ
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[画像はYahoo!ニュース公式Twitterより] 住みたい街ランキング常連の武蔵小杉がまさかの冠水!
武蔵小杉は住みたい街ランキングの常連
かつて武蔵小杉は地味でパッとしない街の代表格のような存在でした。
南武線沿線では長いこと武蔵溝ノ口駅周辺が人気を独占してきましたが、近年はJR横須賀線武蔵小杉駅の開業によって東京の玄関口へと変貌、高級タワー型マンション建設などを経て首都圏有数のベッドタウンへ。
住みたい街ランキングの常連でもあり、ベスト10には必ず食い込むほど人気な武蔵小杉ですが、台風の影響で大規模冠水したことで大きな話題を集めています。
浮き輪で泳ぐ人も?台風19号の影響で武蔵小杉駅周辺が大規模な冠水へ
2019年10月12日(土)、首都圏を史上最強とも称された猛烈な台風19号が上陸。
当初から危険視されていたのは海抜の低さを指摘されていた江戸川区や江東区、実際に蓋を開けてみると川崎市の武蔵小杉が首都圏では最大級の冠水を記録。
台風のピークを迎えた午後21時前後、武蔵小杉駅周辺のマンション1階部分が浸水、バスターミナルやタワー型マンション付近は茶色く濁った水で冠水したことがSNSでトレンド入り。
原因は多摩川の氾濫ではなく、下水の逆流?
多摩川の氾濫により、危険水域の限界を超えた河川の水が溢れ出たものと思われていましたが、多くの住民の証言によるとマンホールから下水が溢れ出ていたことが確認されています。
そして台風のピークが収まりつつあった午後22時過ぎにはグランツリーやタワー型マンション周辺の冠水スポットで、浮き輪で泳ぐ若者たちも目撃されています。
既にSNS上では泳いではしゃぐ様子や前転する様子を映した動画が拡散、台風を心配していた全国の人々からの反感買い「武蔵小杉叩き」が発生。
嫉妬?「地価が下落する」ネット上では武蔵小杉叩きが横行
元々冴えない街として印象が強かった武蔵小杉、近年急激に都市開発され土地価格が急上昇。
そんな背景もあってか、南武線沿線の住民からは近年嫉妬の対象となっていた武蔵小杉、今回の大規模冠水によって嫉妬としか思えない武蔵小杉叩きが横行しています。
ネット上にはタワー型マンション周辺が水没したことで「地価の下落は間違いない」「武蔵小杉は大規模水害が怖い街」「下水が逆流して臭そう」など、心配よりも叩かれている発言が目立ちます。
さいごに
近年急激に都市開発された武蔵小杉には嫉妬という感情より、急激な人口増加による地域バランスの低下を大きく懸念しています。
タワー型マンション建設以降、JR南武線の混雑度は激しくなる一方、特にJR横須賀線の混雑度は凄まじく、ダイヤが乱れると度々入場規制が行われます。
今回の台風19号の影響により、水害リスクの強い街という印象を強くしてしまったのは残念ですが、長年開発が取り残されてきた要因を垣間見たような気がします。
追記!武蔵小杉のタワーマンションでトイレ使用禁止令?
マンション
武蔵小杉駅近くのタワーマンション
※正式名称は伏せます
トイレ禁止期間
1カ月以上の見込み
禁止の理由
下水施設の故障
風評被害情報
「ブリリア武蔵小杉」ではないことが確定しています。
SNS上で画像付きで報告された情報によりますと、上記のタワー型マンションで各家庭のトイレが使用禁止との案内がされています。
事実とは一切異なる形で風評被害を受けてしまったのは「ブリリア武蔵小杉」マンション名の響きがトイレを連想することから広がったデマで全くの事実無根。
尚、当該マンションの使用禁止理由はトイレを流すと地下の下水が溢れるため、1カ月は復旧せずとの注意書きも確認できます。
住人が使用できるトイレは各階のゴミ置場に設置された簡易トイレ及び1階トイレと書かれています。